リクルートエージェントやDODAなどの総合型エージェントに対して、特定の属性に特化しているのが「特化型エージェント」と呼ばれるものです。
例えば、第二新卒や既卒の転職(就職)に特化しているエージェントなどがそれに該当します。
今回紹介する「ウズキャリ」もまさに特化型エージェントですが、どのような特徴があるのでしょうか?
そこで今回は、ウズキャリの強みや弱み、利用する上でのメリット・デメリットを解説していきます。
ウズキャリを使おうか迷っている人は必見です!
Contents
ウズキャリの特徴!第二新卒と既卒に特化したエージェント

転職エージェント「ウズキャリ」は、主に第二新卒や既卒の転職・就職支援に特化したサービスです。
大手総合エージェントとの違い、30代のキャリア層のサポートは引き受けていないのが特徴ですが、その分20代の若手の支援にフォーカスしています。
・ウズキャリは第二新卒の転職、既卒やフリーターの就職に特化
・職歴3年以上の20代などの転職サポートとしての利用も可能
また、ウズキャリ自体の歴史はまだまだ浅く、2012年に創業されたばかりの企業です。
しかし、グイグイと伸びているベンチャー企業であるため、集まってくるエージェントも成長意欲の高い人が多く、イキイキしながら働いている印象です。
大手エージェントであれば、社内でガチガチのマニュアルが用意されていますが、ベンチャーですので、エージェント1人1人の裁量が大きいのが特徴です。
そのため、細かいしきたりなどに縛られることなく、型破りな提案をしてくれるエージェントも多く、あなたの選択肢がグッと広がることが期待できます。
マニュアルタイプの大手エージェントではなく、個性的なエージェント使ってみたいと思う人は、一度相談に行ってみるといいですよ!
ウズキャリの弱み

では、ウズキャリを実際に利用する前に、会社としての強みと弱みをチェックしてみましょう。
強みと弱みが分かれば、自分にとってどのように利用するのが効率的か分かりますからね。
では、まず最初にウズキャリの弱みから紹介します。
ウズキャリの弱みは下記の2点です。
・求人数が少ない
・若い企業なのでノウハウの蓄積が弱い
それぞれ解説していきます。
ウズキャリの弱み①求人数が少ない

ウズキャリの弱み1つ目ですが、取り扱い求人の数が少ないことです。
ウズキャリと取引のある企業数を調べてみた所、約1000社ぐらいとなっています。
大手エージェントの取り扱い求人ですと、リクルートエージェントが約11万件、DODAが約8万件ですから、明らかに少ないことが分かりますよね。
ただ、ウズキャリは20代の前半に特化しているエージェントですので、総合型エージェントに比べて求人数が落ちるのは当然です。
しかし、それを差し引いたとしても、求人の数が少ないことは最大の弱みと言えます。
ウズキャリの弱み②若い企業なのでノウハウの蓄積が弱い

ウズキャリの弱み2つ目ですが、まだまだ若い企業であるがゆえ、転職支援のノウハウが十分に蓄積されていないことです。
最初に解説しましたが、ウズキャリは2012年に作られた会社で、まだまだ歴史は浅いです。
それゆえ、転職支援実績もまだまだこれからの企業で、社内に十分なノウハウが蓄積されているかどうかは怪しいです。
ここは大手エージェントの強みでもあるのですが、DODAなどの総合型エージェントは、ハンパない数の転職支援を行っているので、社内にはかなりのノウハウが溜まっています。
いずれ時間差で追いついていくと思いますが、ノウハウの蓄積という点では、大手エージェントに軍配があがっていると言えますよね。
ウズキャリの強み

では次に、ウズキャリの強みを紹介します。
ウズキャリの強みは以下の3つです。
・キャリアカウンセラーが第二新卒か既卒
・ベンチャー企業に強い
・定着率93%以上、ブラック率が低い
それぞれ解説していきます。
ウズキャリの強み①キャリアカウンセラーが第二新卒か既卒

ウズキャリの強み1つ目ですが、キャリアアドバイザーのキャリアにこだわっていることです。
ウズキャリのキャリアアドバイザーの全員が、第二新卒か既卒で転職した経験を持っているのです。
実際に自分自身が同じような境遇を経験したことがあるからこそ、利用者の目線に立って、あなたが求めているアドバイスをしてくれるのが強みです。
また、エージェント自身も面接を突破していますから、第二新卒や既卒で受かるためのコツは知っていますので、生の声を聞くことが出来ます。
これは大手の転職エージェントとは決定的に違う所なので、ウズキャリの最大のセールスポイントと言えます。
ウズキャリの強み②ベンチャー企業に強い

ウズキャリが取り扱っている求人数は少ないものの、ベンチャー企業の転職に強いのが利用するメリットの1つです。
第二新卒や既卒で転職を考える人の中には、大手企業よりも、成長出来るベンチャーを目指す人も多いです。
しかし、大手エージェントは意外とベンチャーの求人の取り扱いが少なく、中々理想的な求人を紹介してもらえないことが多いです。
そんな時に役立つのがウズキャリのような特化型のエージェントです。
ウズキャリ自体がベンチャー企業ということもあり、ベンチャー企業との交流が深く、独自のチャネルを使い、ベンチャー企業を豊富に揃えているのです。
「ベンチャー企業にチャレンジしてみたい!」という人は、ウズキャリを利用してみる価値アリです!
ウズキャリの強み③定着率93%以上、ブラック率が低い

ウズキャリの強み3つ目ですが、とにかく定着率が高いと言うことです。(定着率93%)
第二新卒や既卒の求人となると、北朝鮮も腰を抜かすレベルのブラック企業が存在しているのですが、ウズキャリは求人の質にとにかくこだわっています。
そのため、実際に転職した人がミスマッチを起こし、短期間で離職してしまうという最悪のケースが非常に少ないのです。
「第1社目でブラック企業に当たってしまったから、転職では絶対にコケる訳にはいかない!」という人は、ウズキャリを使ってみましょう!
ウズキャリを利用するデメリット

さて、ここまではウズキャリの強みや弱みを整理してきました。
では、実際にウズキャリを使うことによって、あなたにとってどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ここでは利用する場合の注意点も踏まえて、まずはデメリットから紹介していきます。
ウズキャリを利用するデメリットは以下の2点です。
・拠点が東京と大阪しかない
・IT系が多く、キャリアプランは限定される
それぞれ解説していきます。
ウズキャリのデメリット①拠点が東京と大阪しかない

ウズキャリを利用する際の注意点ですが、自分が住んでいる地域を考えてから申し込みをしましょう。
と言いますのも、ウズキャリの拠点は東京と大阪の2つしかなく、地方組には使い勝手が悪いからです。
<ウズキャリの拠点>
本社オフィス
東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
大阪オフィス
大阪市西区阿波座1-3-18エッグビル本町 2F 201号
もちろん、電話面談などのサービスもありますが、取り扱い求人も都心部中心ですので、都心部まで足を運ぶつもりがない人は、ウズキャリを利用するべきではないでしょう。
そういった場合は、全国に拠点がある大手エージェントの方が向いているので、DODAやリクルートエージェントに登録しておきましょう!
ウズキャリのデメリット②IT系が多く、キャリアプランは限定される

ウズキャリで取り扱いのある求人の中で、ベンチャーが多いという話はしましたが、その中でもIT系の求人が群を抜いて多いです。
そのため、IT系の会社以外を希望している人は、ウズキャリ向きではないと言えます。
エージェントのサポートというのは、どこまでいっても求人ありきです。
ない袖は振れませんから、IT系以外の求人を紹介して欲しい場合は、やはり大手のエージェントを利用した方がいいです。
ウズキャリを利用するメリット

続いて、他社のエージェントを使うのではなく、ウズキャリを利用する独自のメリットを紹介します。
ウズキャリのメリットは、以下の3つです。
・徹底的なサポート体制(20時間超)
・職業訓練スクールを利用出来る
・集団サポートを選べば仲間が出来る
それぞれ解説していきます。
ウズキャリのメリット①徹底的なサポート体制(20時間超)

ウズキャリを利用する最大のメリットは、サポートが徹底しているということです。
一人当たりの求職者にかける時間は20時間以上で、入念なカウンセリングから、各種書類のサポートまで、とにかく丁寧に行ってくれるのがウズキャリのセールスポイントです。
先ほど、ウズキャリから転職すると、定着率が93%とお伝えしましたが、これは扱う求人の質以上に、上手くマッチング出来ている証拠でもあります。
求職者の悩みに寄り添い、同じ目線でキャリアプランを考え、その上で求人を紹介してくれますから、ミスマッチが減るのは当然です。
もちろん、他社のエージェントも親身になってくれるのですが、ウズキャリはその中でも群を抜いているという点で、多くの若者から支持されているのです。
ウズキャリのメリット②職業訓練スクールを利用出来る

ウズキャリを利用するメリット2つ目ですが、ウズキャリが独自に運営している職業訓練スクール「ウズカレ」を利用出来ることです。
ウズカレで学べるのは以下の2つです。
・社会人基礎スキル
・職種専門スキル
社会人基礎スキルは、就職経験のない既卒の方などに、ビジネスマナーを指導して、面接の通過率をグッと上げるために行われています。
自己分析のサポートや、業界研究のポイントも教えてくれるので、就職活動の軸を固めるのに重宝しますよ!
今後どういうキャリアを歩んで行きたいか決まっていない人は、プロのアドバイスを貰いましょう。
また、「職種専門スキル」では、以下のような個々の職種向けに、職業訓練を行ってくれます。

自分のスキルに自信がない人や、特定分野のノウハウを身につけてから就職したい人は、ウズカレで学んでおくことで、安心して面接に望むことが出来ます。
自分にはなんのスキルも資格もないのが辛い...と後ろ向きになってしまう人は、ウズキャリで学ぶことで、どんな求人にも自信を持って立ち向えるようになりますよ!
ウズキャリのメリット③集団サポートを選べば仲間が出来る

ウズキャリの転職支援の形態は少し特殊で、以下の2通りのサポートが受けられます。
・個別サポート
・集団サポート
個別サポートは通常の転職エージェントと一緒で、エージェントがマンツーマンで自分についてくれ、あらゆるサポートをしてくれます。
集団サポートは、自分の他に同じような境遇の人を集め、集団全体をサポートしてくれるものです。
転職活動というのは孤独なものですが、仲間が出来るので、心の安定に繋がるのがメリットですよね。
同年代同士で情報交換も出来ますし、一緒に面接対策をすることも出来ます!
1人で孤高に立ち向かうのもいいですが、誰かと一緒に頑張っている感覚があれば、最後までイキイキと走り続けられます。
そうすることで、あなたの転職成功率はグッと上がりますよ!
最後に:ウズキャリを利用するときは複数エージェントと併用する事がオススメです

以上、ウズキャリの強み・弱み、メリット・デメリットについてでした。
なお、ウズキャリを使うときのコツですが、必ず大手エージェントと併用するようにしましょう。
と言いますのも、やはり求人数においてDODAやリクルートエージェントには敵いません。
エージェントの人的サポートが手厚くとも、あなたの望む求人に出会えなかれば意味がないですよね。
なので、まずは大手のエージェント2社をメインに登録し、サブ的な役割でウズキャリを使うのが賢いです。
その上で、紹介される求人、担当になるエージェントの質を見極め、自分にとって一番相性のいい会社を見極めるようにしましょう。
DODA、リクルートエージェント、ウズキャリですが、下記の公式サイトより登録することが出来ます。
どのエージェントも、一旦登録すればすぐに求人チェックが出来るので、サクッと済ませておきましょう。
気になる求人をストックしておくだけでも心の安定に繋がるので、疲れ切って転職サイトに登録する気力が奪われてしまう前に、必ず確認しておいてくださいね!
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