今の会社を辞めて転職を考える時に、どうせ転職するなら大企業に転職したいと考える人は多いです。
ネームバリューもありますし、賃金や福利厚生なども充実しているのが大企業ですので、求職者の人気を集めていますよね。
しかし、多くの大企業は新卒一括採用で若手を集めてしまい、それ以降に求人を出す事は少ないのではないか?と思う人が多いです。
実際に転職サイトなどをチェックしてみても、大手企業の求人数は数少なく、ほとんどが名前も知らない企業ばかり・・・というケースはよくあります。
では、転職したいと考える人は、中小企業やベンチャー企業に転職するしか手はないのでしょうか?
結論から言うと、決してそんな事はありません!
転職組でも大手企業に転職する事はちゃんと出来ます。
そこで今回の記事では、大企業に転職したい人向けの就活スキームをお伝えしていきます。
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大企業は中途採用が少ないのではなく表に出していないだけ

リクナビNEXTなどの大手転職サイトをチェックしていても、誰でも名前を知っているような、大手企業の求人がビックリするぐらい少ないのは事実です。
求人検索をどう工夫しても大手企業は出てこないですし、出てきたとしても総合職系の求人ではないですよね。
すると、「大手企業に転職する事は無理なのか?」と思ってしまいがちですが、実はこれ、転職活動の仕方が間違っていますよ。
というのも、大手企業も中途採用で人を集めていないわけではありません。
人材の流動性が大きくなり、大企業と言えども人手不足に悩まされる昨今、優秀な人材を獲得するために、中途でもきちんと採用活動をしているのです。
ただ、大企業の場合は、転職サイトなどで大っぴらに募集をかけるような事はまずしません。
なぜならば、あまりにも応募者が増えすぎると、採用する側のコストが大きくなりすぎるからです。
では、大企業はどうやって人材を集めているか?
それは、「非公開求人」という制度を上手に活用しているのです。
これは、転職エージェントに登録してくれた人に対して、転職エージェントが自身の判断で、一般公募されていない求人を紹介してくれる制度です。
転職エージェント側で、その人の学歴や経歴などをある程度吟味し、「この人なら大企業に対して紹介しても良さそうだな!」と思える人だけを大企業に紹介するのです。
ちょっと嫌なやり方だな・・・と思われるかもしれないですが、大企業も暇ではないので、来るもの拒まずのスタンスでやっていればパンクしてしまいます。
そこで、ある程度は転職エージェント側に希望する人物像を伝えておき、それにマッチした人に自社の求人を紹介するようにしているのです。
もしあなたが大企業に転職したいと考える場合は、いかにこの非公開求人を引き出すかが鍵ですが、非公開求人を多く扱う転職エージェントをチョイスするのも大事です。
業界でいえば、DODAなど大手中心に非公開求人が集まる傾向にあるので、まずは転職エージェントに相談してみましょう。
大企業でも第二新卒で中途採用を行っている企業は少なくない

大手企業に転職したいと考える場合、どんな企業が候補としてあるのか、知っておきたい人も多いと思います。
ちなみに、第二新卒の年齢で応募出来るのであれば、業界業種問わず、様々な大手企業にチャレンジする事が可能です。
例えば求人数的にも多いのがコンサル業界です。
第二新卒であれば、
・アクセンチュア
・ベイカレント
・アビームコンサルティング
といった主要なコンサルティングファームは、おおよそ第二新卒採用を展開しています。
また、金融機関の大手を見ても、信託銀行や証券会社の営業系の職種は積極的に採用をしています。
最近ではSONYなどのメーカーも第二新卒で募集を開始しており、それに連動する形で、シャープや三菱電気なども採用活動を行っています。
これらの大手企業でも、毎年新卒採用で採った人材が一定数は必ず離職していきますので、その穴埋めで第二新卒を採用しています。
なので、若い年齢であればあるほど大手に潜り込めるチャンスは大きいです!
ただ、大手企業の求人は、いつどのタイミングで出てくるか分かりません。
と言いますのも、基本的に退職者が出て、どこかのポストで空きが生まれるから採用活動を始めるわけですから、非公開求人がポツンと出てくる時期は読めません。
転職活動をする上でのポイントとしては、とにかく転職エージェントとマメに連絡を取り合い、非公開求人が出てきたらすぐに応募できる準備を整えておくことです。
大手企業への転職はスピード勝負も大事ですので、普段から情報にアンテナを張っておかないとダメですよ!
大企業の中途採用は30歳を超えるとシークレット案件ばかりになるので要注意

ちなみにですが、30歳以降の転職で大手企業を狙う場合ですが、ほぼほぼシークレット案件ばかりになると思ってください。
技術職などは一般公募も見受けられますが、文系出身者の採用はほとんど表に出てきません。
非公開求人の数自体もガツンと少なくなりますし、紹介してもらえる人のレベルもかなりシビアに見られますから、転職するなら20代のうちに決着をつけておくか、コネを上手く作る工夫をしてください。
大企業に中途採用で転職したい人は複数のエージェントを使おう

転職エージェントに登録する場合ですが、出来れば一気に複数の転職エージェントに登録することをオススメします。
大手企業に転職出来るかどうかは、引き出せる非公開求人の数に依存します。
より多くの非公開求人を聞き出し、その中で自分にピタっとマッチする企業を見つける事が出来れば、あなたのセカンドキャリアが一気に見えてくるものです。
求人の掲載にはお金がかかるので、基本的に1つの企業は1つのエージェントにしか掲載していないことが多いです。
そのため、特定のサイトだけしか見ていないと、思わぬ所で優良企業を取りこぼしてしまいますよ!
転職で成功する人は複数サイトを比較して、自分にあった求人を上手に見つけているのです。
しかしそうは言っても、自分の中で処理できる情報量にも限界があるのも事実なので、まずは最大手の2社を登録しておけばいいでしょう。
具体的には「DODA(デューダ)」と「リクルートエージェント」の2社です。
この2社が人材業界の2大巨塔なので、この2つをとりあえず見ておけば重箱の隅を突いたような求人以外は見落とすことなくチェックすることが出来ますよ!
フローとしては、とりあえず大手二社に登録し、それぞれのエージェントさんとの相性を確かめ、自分にマッチしそうな方をメインに頼っていけばいいでしょう。
どんな担当者に当たるかは運なので、2社登録してリスクヘッジしておくことがオススメです。
DODAとリクルートエージェントについては下記の公式サイトから登録出来ます。
両社とも3分ぐらいで登録出来ますし、登録後すぐに取り扱い求人を閲覧できるようになります。
あなたの経歴などは一度入力しておけばその後は今のキャリアに合った求人に絞って検索も出来ますよ!
すぐに終わることですが、やらないと一歩も前に進まないので、早めにチェックしておくことをオススメします。