・新卒では公務員というキャリアを選んだけど民間の方がよかったと後悔している...
・公務員を辞めて民間に転職したいけど、キャリア的にそれは厳しいのかな...
ファーストキャリアで国家公務員や市役所を選択したものの、実際に働き始めてからギャップに苦しみ、民間への転職を意識しだす公務員は決して少なくありません。
「思っていたより給料が安い。」
「普通にサービス残業が状態化している。」
「一緒に働く人に魅力のある人が少ない。」
様々な理由があると思いますが、何かしらのミスマッチを感じて転職を意識しますよね。
しかし、民間から民間へと転職をする一般の流れと異なり、公務員から民間に転職するとなると、全くイメージがつかず、そもそもそんな思い切ったキャリアチェンジが出来るのか疑問に感じる人も多いと思います。
そこで今回は、公務員から民間へのジョブチェンジを考える場合のノウハウや、民間に転職して後悔しないようにするための思考法について解説していきます。
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Contents
公務員から民間に転職すること自体は余裕で可能!

まず現役公務員が最も気になっていることは、果たして一度公務員になった人間を採用してくれる民間企業などあるのか?ということだと思います。
この点については安心してください。公務員から民間企業へ転職すること自体は余裕で可能です。
毎年一定数の公務員が民間企業に流れているのが実態です。
40歳過ぎて...というのは厳しい部分がありますが、20代や30代前半であれば例え前職が公務員でも民間企業に転職することは十分可能なのです。
公務員という狭い組織の中でしか働いておらず、同僚などと話しをすると「公務員から民間に転職なんて出来るわけないじゃん」という声を耳にしてしまいますが、彼らは転職の"て"の字も知らないど素人の思い込みをペチャクチャ喋っているだけです。
少なくとも平成が終わった現代においては、転職市場の情勢はかつてないスピードで変化しており、多様な人材を採用していくことに前向きな姿勢を見せているのです。
公務員から民間に転職して後悔する人は指示待ち人間

おそらくあなたは「そもそも公務員から民間に転職出来るのか?」というポイントでつまずいていたと思いますが、正直そこは対して心配するポイントではありません。
あなたが本来もっと頭を使うべきは、「公務員から民間に転職して後悔しないのか」という半歩先の視点ですよ!
実際、公務員から民間に上手く転職できたものの、結局民間も合わずに公務員に出戻りを考える...なんて人も大勢います。
彼らは本来公務員から民間に転職を考えるべき人材ではなかったのに、転職というミスジャッジを犯して人生の迷いの森に入ってしまっている悪い例です。
だからこそあなたがそんな失敗をしないためにも、公務員から民間に転職をして後悔しないのかということを真剣に考えて欲しいのです。
では実際、どんな人が公務員から民間に転職して後悔するか?
これは一言で言えば「指示待ち人間」です。
公務員というのはその性質上、どうしても指示待ち人間が生まれやすいです。
法律で決められたことに従い仕事をする、議員の指示で行動するといった職務の性質もさながら、ガチガチの上下関係がある組織なので、何をするにしても上司の決裁を求めにいくという依存体質な人間が出来上がりやすい。
しかし、民間企業というのはいかに会社員言っても、「あなたはどうしたいの?」といういちプレイヤーとしての主体性が求められるのです。
そんな時にいつも上からの指示待ちに慣れている人材は、どうしても戸惑ってしまうことが多く、そのギャップに耐えきれずに辞職していくケースが少なくありません。
逆に言えば、「くっそ、なんでこれぐらいのこと決めるのにわざわざ課長決裁まで取るんだよ!」とか、「まだ古臭い紙決裁してるの?電子決裁を導入してバンバン業務効率化してくれよ。」と普段から自分なりの意見を持っている人は民間に向いていると言えます。
公務員から民間へ転職を成功させるための志望動機作成や面接攻略ノウハウ

ではここからは、具体的に公務員の方が民間企業への転職活動をバチンと決めきるための転職ノウハウについて解説していきます。
そもそも、公務員から民間へ転職を狙う人間に求められる転職スキルというのはたった1つです。
それは、「自分は公務員気質ではないんだ!」という所をどれだけ面接官にアピール出来るかどうか、たったそれだけで合否が別れると思ってください。
言うまでもありませんが、公務員と民間の最大の違いは「利益の追求」です。
売り上げを最大化し、経費を最小に抑えて1円でも多く会社に利益を残すことが民間企業の永遠の課題であり、その職務にあなたがマッチングしそうかどうかが見られます。
税金という強制徴収で売り上げをコントロールし、経費は節約するのではなくむしろ「予算使い切り!」なんて考えている公務員の価値観を民間企業は懸念しており、逆に言えばその考え方に疑問を持っていることを上手く伝えつつ、志望動機や自己PRをしていけるかがコツになります。
ちょっと例を出しましょう。例えばこんな感じです。
前職では公共事業の道路工事に関する予算管理の仕事をしておりました。しかし、その時に私は強い疑問を感じたことがあります。
それは「つけられた予算は何が何でも使い切れ!」と上司からまず最初に言われたことです。
行政の場合は各年でつけられた予算を使いきれないと翌年には綺麗に吸い取られてしまうことがあり、自分の部署にお金が降りてこなくなることを避けるため、なんとかお金を使い切ろうとするのです。
しかしそれは不必要な工事を増やすことに繋がりやすく、税金の無駄遣いの温床でもあり、中々理解しがたい部分でもありました。
そこまで緊急性のない工事にお金を使うなら、予算が吸い取られてもお金が足りていない他部署に回して上げるのが合理的なのに、強烈な縦割り行政はそれを許さないという部分に強く違和感を感じたことがあります。
このように、「削れる経費なんか削って必要な部分にお金を使うべきだ!」と感じている感覚はまさに民間企業のそれと一致しますし、面接官をこの子は民間の方が向いていたんだろうな〜と納得させやすくなります。
公務員の面接では「公務員気質な所が残っているな...」と一瞬でも思われたら負けなので、むしろ公務員に合わない所をアピールするのです。
「公務員に合わない→逆に言えば民間にマッチする」というフローを、いかにエピソードを交えつつ伝えていくが最大のポイントなのです。
公務員から民間に転職する場合の注意点(給料や待遇など)

次に現実的なアドバイスを1つしましょう。
公務員から民間に転職を考える場合、大概のケースでは給料が上がることが多く、魅力的に感じることが多いです。
特に公務員の若手職員の給与事情は悲惨で、残業しなければ手取り16万とかなので、そこから考えるとドカンと給料が上がることに希望を膨らませることでしょう。
しかし、民間企業の求人では初任給だけやたら高く設定しそこから昇級しないといった事や、みなし残業手当が入っているため無限に労働時間を引っ張り放題にしている悪質な求人も多いのです。
この辺りの求人選びについてですが、後述する転職エジェントを上手く活用してミスジャッジを避ける工夫をしてください。
ちなみにですがハローワクークで転職活動は基本NGです。ブラック求人ばかりなので注意してください。
https://okane-compass.com/hello-work-black/
公務員から民間に転職したいならスピード感が命

最後ですが、今から民間企業への転職を考えている公務員に伝えておきたい事があります。
それは、転職するなら「スピード感が命だよ。」という話です。
いいですか、今の時代の転職市場というのはとにかく若い人材に飢えています。
新卒一括採用では一部の優秀な学生が内定を独り占めした後内定辞退をしてくるので、採用活動での人材の取りこぼしが多いのです。
そこで第二新卒という枠を設け、他の企業でミスマッチではあったが自社では使えそうな「おこぼれ人材」が喉から手が出るほど欲しい。
それは優秀なのに新卒で公務員に行ってしまった人物とて例外ではないですよ!
企業は仮に前職が公務員でも、使えそうだと感じたらガンガン採用していくのが実態です。
しかし、公務員が年齢を重ねてから転職を考えるとかなり厳しい戦いになります。
年齢に比例して実績が問われるようになりますし、そもそも民間企業でPRできるような実績を作れるかどうかは配属先次第という運ゲー要素が大きくなってしまいます。
でも、若手ならそれは例外です。
"若さ"という神様が人間に共通して与えた時限付きのボーナスステージだけは、あらゆるデメリットを凌駕するポテンシャルがあるのです。
また、仮にあなたが30代であったとしても、とにかく一刻も早く転職に踏み切ってください。少なくとも今この瞬間があなたにとって一番若いタイミングなのですから。
そしてその若さはこうしている今も着実に削り取られている事を忘れないでください!
動くなら今すぐにでも動いた方がいいですよ。
公務員から民間への転職を成功させたいなら転職エージェントに相談すべし

公務員が転職活動をする時ですが、転職エージェントというサービスを積極的に使うべきです。
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